企業の健康経営について
※こちらの情報は2023年9月時点のものです
近年、企業の健康経営が注目されています。健康経営は従業員の生産性向上や組織の活性化につながるだけでなく、採用時の応募数増加など多くの効果をもたらします。
今回は、企業が健康経営を推進する具体的な取り組みやメリットについてご紹介いたします。
1.具体的な取り組み
健康経営では、「人」を企業における重要な「資産」と考え、従業員の健康維持・増進を人的な資本に対する積極的な投資として捉えます。超少子高齢化により人口減少社会が懸念される日本では、こうした考え方に基づいた以下のような取り組みを実践することが、とても重要な意義を持つようになっています。
①健康促進と予防
健康経営では、従業員の健康を維持・促進するための取り組みが重要です。これには、定期的な健康診断の実施や健康情報の提供、運動プログラムや栄養指導の提供などが含まれます。予防的なアプローチを通じて、疾病やストレスの予防に取り組みます。
②労働環境の改善
健康経営では、労働環境の改善も重要な要素となります。従業員が働きやすい職場環境を整備するために、ストレスチェックなどのストレス管理を目的としたプログラムの導入や、人間工学に基づいた作業環境の設計、労働時間の適正化などが求められます。健康に配慮した労働環境の整備は、従業員の生産性向上につながることが期待できます。
③ワークライフバランスの推進
健康経営では、従業員のワークライフバランスの確保を重視します。柔軟な働き方の導入や休暇制度の充実、ワークスケジュールの調整などを通じて、仕事とプライベートの調和を図ります。従業員が自身の時間や家庭生活を充実させることができる環境は、健康な働き方をサポートし、従業員の満足度向上につながります。
2.健康経営優良法人認定制度
経済産業省では、2017年から特に優良な健康経営を実践している企業を対象に健康経営優良法人認定制度を実施しています。健康経営優良法人に認定されることにより、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組んでいる企業として社会的に評価を受けることができます。健康意識の高い人材は、自身の健康を大切にする企業に魅力を感じ、働く意欲が高まるため、健康経営優良法人の認定を受けることで、優秀な人材の採用や定着に寄与するものと考えられます。さらに、認定企業は他の企業との差別化を図ることができるため、競争力の向上にもつながることが期待できます。
3.まとめ
このように、健康経営を推進するためには、労務管理に関する観点からの取り組みが欠かせません。生産性向上や組織の活性化、採用時の応募数増加を目指すために、労働環境の改善、ワークライフバランスの推進などの具体的な取り組みが重要です。TSCでは、こうした取り組みに関するご相談も承っておりますので、是非、お気軽にご連絡ください。
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